南海トラフ地震とは
南海トラフ地震とは、静岡県沖から九州沖にかけての太平洋沿岸に広がる「南海トラフ」と 呼ばれるプレート境界で発生する巨大地震の総称です。過去にも繰り返し発生してきた地震で、 政府はいつ発生してもおかしくない地震として、広い範囲での強い揺れと津波への備えを 呼びかけています。
「南海トラフ地震臨時情報」が発表されたら
気象庁は、南海トラフ沿いで普段と異なる地殻変動などが観測された場合に 「南海トラフ地震臨時情報」を発表します。この情報が出たからといって、必ず地震が 発生するわけではありません。情報が出た際は、パニックにならず、保存水・非常食の 備蓄状況、避難場所・避難経路、家具の固定など、日頃の備えを落ち着いて再確認する 機会にしましょう。
想定される被害の特徴
南海トラフ地震は、複数の県にまたがる広い範囲で同時に被災する可能性がある点が特徴です。 沿岸部では、地震発生から短時間で津波が到達する地域もあります。地震発生時にとるべき 行動や津波避難の基本は、地震への備えのページで 詳しく解説しています。また、揺れがゆっくりと長く続く「長周期地震動」により、 高層階で通常の地震より大きく揺れる場合がある点にも注意が必要です。
南海トラフ地震に備えて意識したいこと
広い範囲で同時に被災する可能性があるため、支援物資が届くまでに通常より時間が かかることも想定されます。一般的に推奨される3日分の備蓄に加えて、余裕があれば 1週間分程度を目安に保存水・非常食を備蓄しておくと安心です。沿岸部や海抜の低い 地域にお住まいの場合は、津波避難場所・避難経路を家族で事前に確認しておきましょう。
よくある誤解に注意
「臨時情報が出ていないから今は安全」というわけではありません。南海トラフ地震に 限らず、地震は前触れなく発生することもあります。臨時情報の有無にかかわらず、 日頃からの備えを基本にしておくことが大切です。
「基本的な防災対応」と「日常生活継続」の呼びかけ
南海トラフ地震臨時情報のうち「巨大地震警戒」が発表された場合、津波 浸水想定区域内で避難に時間がかかる沿岸地域では、1週間程度の 事前避難が呼びかけられることがあります。一方、その他の地域では 避難までは求められず、通常の生活を続けながら地震への備えを再確認 する「日常生活継続」が基本方針です。どちらに該当するかは居住地域 によって異なるため、お住まいの自治体が公表している対応方針を 事前に確認しておくと、実際に情報が出た際に落ち着いて行動できます。