地震発生時にまず取るべき行動

強い揺れを感じたら、まず自分の身の安全を確保することが最優先です。 机の下など丈夫なものの下に隠れる、揺れが収まるまで慌てて外に出ないなど、 基本的な行動を家族で確認しておきましょう。

津波の危険があるときの行動

海の近くや河口付近で強い揺れ・長い揺れを感じたら、津波警報・注意報を待たず、 すぐに高台や近くの頑丈な建物の上層階へ避難してください。津波は繰り返し 襲ってくることがあり、第一波より後の波の方が高くなる場合もあるため、 警報・注意報が解除されるまで海岸に戻らないことが重要です。避難には車を使わず、 徒歩を基本にしましょう(渋滞で動けなくなる危険があります)。気象庁の津波警報・ 注意報は、地震情報と合わせて随時発表されます。

日頃からの備え

自宅の家具の転倒防止、保存水・非常食の備蓄、非常持ち出し袋の準備は、 地震への備えの基本です。備蓄品は賞味期限・使用期限があるため、 定期的な点検・入れ替えも忘れずに行いましょう。

家具の転倒・落下防止の具体的な対策

地震によるケガの多くは家具の転倒・落下が原因とされています。 タンス・食器棚・本棚などの大型家具は、L字金具やチェーンで壁面に固定するのが 基本です。突っ張り棒を使う場合は、天井との間に隙間ができないよう強く設置し、 家具の手前と奥の2点で支えると倒れにくくなります。

寝室や普段長く過ごす部屋には、倒れてくる高さ・向きの家具をできるだけ置かないか、 置く場合は就寝位置を家具から離しましょう。テレビや電子レンジなど落下しやすい家電は 粘着マットやベルトで固定し、食器棚のガラス扉や窓ガラスには飛散防止フィルムを 貼っておくと、割れたガラスによるケガを防げます。

地盤の液状化にも注意

埋立地や河川沿いなど地盤の緩い土地では、強い揺れによって地面から水や砂が 噴き出す「液状化」が起きることがあります。液状化が起きると、建物が傾いたり、 マンホールが浮き上がったり、断水・下水管の損傷が起きたりする恐れがあります。 自治体が公開している液状化危険度マップで、自宅周辺のリスクを事前に確認して おくと安心です。

外出中に地震が起きたら

オフィスや商業施設では、看板・ガラス・照明などの落下物に注意し、 近くの丈夫な建物や机の下で身を守りましょう。屋外では、ブロック塀や自動販売機など 倒れやすいものから離れることが大切です。揺れが収まった後も、 余震に備えて慌てて移動しないようにしましょう。

やってはいけないこと

揺れている最中に慌てて外に飛び出すのは危険です。瓦・窓ガラス・看板などが 落ちてくる恐れがあるため、揺れが収まるまで丈夫なものの下で待ちましょう。 また、停電時にろうそくで明かりを取ろうとするのは避けてください。 ガス漏れが起きている場合、火をつけた瞬間に引火する危険があります。 避難する際は、電気が復旧した瞬間に発火する「通電火災」を防ぐため、 必ずブレーカーを落としてから家を出ましょう。

家族との連絡手段を決めておく

地震直後は電話がつながりにくくなることがあります。災害用伝言ダイヤル(171)や SNS・メッセージアプリなど、複数の連絡手段を家族であらかじめ決めておくと安心です。 集合場所も合わせて確認しておきましょう。