防災というと、まずグッズを揃えることを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、お金をかけなくても今日からできる備えは意外とたくさんあります。

家族で話し合っておくこと

災害時にまず困るのが、家族との連絡と合流です。次の3点を話し合っておくだけで、いざというときの行動がスムーズになります。

  • 集合場所: 自宅にいられない場合にどこに集まるか
  • 連絡手段: 災害用伝言ダイヤル(171)や、各携帯キャリアの災害用伝言板サービスの使い方
  • 役割分担: 誰が子供を迎えに行くか、誰が高齢の家族を確認するか

紙に書いて冷蔵庫に貼っておくだけでも、家族全員が同じ情報を共有できます。

自宅でできる安全対策

新しいグッズを買わなくても、今ある家具の配置を見直すだけでリスクを減らせます。

  • 寝室や避難経路にある背の高い家具の位置を見直す
  • 就寝時に頭の上に物が落ちてこないか確認する
  • 玄関や避難経路に物を置きっぱなしにしない

家具の転倒防止グッズがあればより安心ですが、配置の見直しだけでも一定の効果があります。

ハザードマップ・避難場所の確認

多くの自治体が公式サイトでハザードマップを公開しています。自宅・職場・子供の通学路周辺に、浸水想定区域や土砂災害警戒区域が含まれていないか、無料で確認できます。

あわせて、指定避難所までの経路を実際に歩いてみると、夜間や悪天候時の危険箇所にも気づきやすくなります。

スマホでできる備え

  • 気象庁・自治体の防災アプリを登録しておく
  • 家族間で位置情報共有アプリの設定をしておく
  • 緊急連絡先を「ICE(In Case of Emergency)」として登録しておく

いずれも無料で、数分あれば設定できます。

すでに家にあるもので対応できること

  • 空いたペットボトルに水道水を溜めておく(定期的に入れ替える)
  • 普段使いの紙皿・紙コップを断水時用に多めに残しておく
  • 使わなくなったタオル・毛布を防災用に取り分けておく

こうした工夫は、専用グッズを買う前の「つなぎ」として役立ちます。余裕ができたタイミングで、保存水や非常食など専用のグッズを少しずつ揃えていくとよいでしょう。